【2018】スティール弦アコギ探しの旅-試奏とお持ち帰り-

ギター

こんにちわ!Naomiです。
えー、ギタリストあるあるですが新しいギターが欲しくなる病が発動しております(笑)。
今回はスティール弦のアコギが欲しくなってきまして・・・
最近はずっとフルアコが欲しかったのですが、ここに来てスティール弦アコギの魅力にやられてしまいました。
試奏の旅に出かけ、新しいパートナーを迎えましたので試奏の感想と決め手など綴ってみようと思います!

なんでスティール弦のアコギなのかという前提話

そもそも何故急にスティール弦アコギ?という話なのですが、大きく理由は2つあります。

2年後にはEchizen Guitarさんに依頼してるナイロンアコギが届く

1年程前になりますが、山梨在住のギター制作家である越前良平さんが手がけているEchizen Gutiarが欲しくてたまらず制作の依頼をしておりました。
この時点ではスティール弦のアコギには全然興味が無かったのですが、たまたま入った楽器店でTaylorのスティールを試奏してみたんですね。

弾いてみたら凄い面白かった

はい、そしたらハマりました(笑)
スティールってこんないい感じに馴染むギターだったっけ?
ナイロンとは違うハリのある音色に夢中になってしまいました。
こりゃスティール1本しっかりしたの欲しいな・・・

休日を返上して試奏の旅へ!

というわけで、散々下調べをしたあげく気になる実機を片っ端から試奏する事に決めました!
下調べはもっぱら下記の2サイトです。
・デジマート
・j-Guitar
どちらも鉄板の楽器検索サイトさんですね。

Breedlove:Legacy C28CES

Top:Sitka Spruce
SB:Koa
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まずはアメリカ・オレゴン州で楽器製作ををしているメーカ、Breedloveの1本です。
Breedloveのギターは私の好きなギタリストであるカイ・ペティートさんが使用している事もあり気になっていました。
Breedloveは現在いくつかのシリーズを発売していますが、今回試奏したのはLegacyというシリーズですね。
大体の価格帯としては40万から60万くらいの間という感じです。
Legacyシリーズはより個性的な木材を使用しているシリーズで、今回試奏した個体もトップはシトカスプルースですが、サイドバックがコアとなっております。

感想

まず、見た目の高級感がいいですね。仕上げも綺麗ですし独特なヘッド形状もかっこいいです。
早速音を出してみますと、スプルースらしいクリアなサウンドです。
ただ少しパンチが足りないかな?という印象。
あとはナットが高すぎて弦高が上がっており弾きにくかったですね。
これは後からいくらでも調整できますが、せっかくハンドメイドの1本ですからライトゲージの弦に合わせた調整はした上で出荷して欲しいなーと、ちょっと思いました。
本器は40万円でしたが、40万円は出せないなという結果になりました。

Larrivee:LV-05

Top:Sitka Spruce
SB:Mahogany

IMG_3033.jpg

続いてアコギ界では名の通ったブランドLarriveeです。
Larriveeのギターって弾いた事が無かったので非常に楽しみです。
もともとカナダで製作していたメーカーですが、アメリカに拠点を移したんですね。
Larriveeさんは材の卸問屋もやっているので良い材が手に入るとか、奥様がインレイワークのプロなのでインレイが綺麗だとか、色々といい話がネット上では書き込まれています。
ではその実力はいかがなものか、試してみましょう。

感想

今回試奏したのはトップがシトカスプルース、サイドバックがマホガニーという良くある材構成です。
見た目とても綺麗ですね、インレイは入っていないタイプだったのでわからないですがヘッドがとても綺麗でした。
肝心の音ですが、けっこう倍音の豊かな響く音がします。
ただ、少しレスポンスが遅いように感じました。これが好みという人ももちろんいると思うのですが、個人的にはもう少しレスポンスのスピードが速い方が使いやすいなと思いました。
本個体は40万程ですが、セール価格で24万になっており非常に心が揺れました。
だが、断りました(笑)。
少々決め手となる要素が少なかったです。

MAESTRO GUITARS:Raffles-M CSB C

Top:Ceder
SB:Mahogany

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さてさて、お次は、Maestroというシンガポールで製作されているギターを弾きました。なかなか聞きなれないメーカーですよね。私も今回下調べする中で初めて知りました。
コスパのいい楽器を製作しているようでして、試奏した1本も20万円でした。
※20万円は決して安い金額ではないです(笑)。

感想

このギターはサウンドポートという穴がボディサイドの上側にあいてます。これによって、自分の出した音をモニターし易くしているんですね。
これが想像以上に効果ありでした。素晴らしい。
音は非常にレスポンスの速い音が出ます。テクニカルなパッセージにもしっかり追従してきてくれて心地いいです。これがシダ―とマホガニーの組み合わせによるレスポンスの速さなのでしょうか。
レスポンスの速さは申し分ないのですが、少しが音がポコポコした感じがしていて、これがちょっと好みじゃないんですよね・・・
音はクリアで明瞭なんだけど、レスポンスもしっかりある。
というのが自分の好みなのかなと感じさせてくれる1本でした。
とにかくレスポンスが遅いのは自分としては求めてる音から外れているという事がわかりました。

lowden:F-32C

Top:Sitka Spruce
SB:Indian Rosewood

IMG_3032.jpg

ちょっとヨーロッパのギターも気になりますな。という事でlowdenギターです!
ソロギターの名手、私はAndyMackeeさんが大好きなのですが、Andy氏が使っているという事もあり期待が高まっておりました。

感想

今回試奏したのはF32というモデルですね、ボディサイズはlowdenの中ではちょうど中間のサイズで材はスプルースにローズという王道の組み合わせを採用しています。
まず、ネックがいいですね。
けっこう太めのシェイプになっていて凄く馴染みがいいです。
サテンフィニッシュなのでサラサラした触り心地も大変しっくりきますね、弾き易い。
次に音ですが、音もいいです。
綺麗な、非常に繊細な雰囲気の出音です。ワイルドさを求める人にはたぶんちょっと違うと思うのですが、MartinTayplorさんあたりが使っていそうな雰囲気の音です。
ピックでガシガシストロークというよりはフィンガーで繊細に弾きたい人向けのサウンド傾向だと思いました。
私も完全にフィンガー派ですので、大変しっくりきましたね。
ただ、値段が高いんですよ(笑)。
このギター65万くらいでした。

Switch:SCOM-2H

Top:Sitka Spruce
SB:Indian Rosewood

※写真撮り忘れました。

続いて店員さんにおすすめされたのがこちらのギター。
恵比寿にあるドルフィンギターさんのオリジナルブランドであるSwitchですね!
ソロギターの名手である井草さんのシグネイチャーモデルもこちらのSwitchブランドのものですね。

感想

さてさて弾いてみました。すごくバランスの良いギターです。軽量で取り回しのしやすいボディ、しっかり鳴るボディ、倍音も綺麗です。
いわゆる王道なスプルースとローズの音なんだろうと思います。
ただ、少し優等生すぎるというか味気の無いような印象も受けました。お値段も20万円ほどとなっておりコスパは非常にいいと思いました。

SugiCraft:Nougat

Top:Sitka Spruce
SB:Indian Rosewood

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お次は富山県の個人製作家、杉田健司率いるSUGI CRAFTさんのNougatを試奏しました。こちら、ヘッドも特徴的でいかにもルシアーメイドの1点ものという感じです。

感想

うむ、とても良いギターですね。弾き心地がまず凄くいいです。セッティングがよかったのもあると思うのですが、とても手に馴染むネックです。
そして音、これがまたいい音ですね。予算が許せば決めていたかもしれないです。40万円ほどでしたので、ちょっと予算をはみ出してました。

何というか柔らかい音色で、木のぬくもりを感じるようなギターでした。

Yokoyama Guitar:AN-CABU

Top:Carpathian Spruce
SB:Bubinga

IMG_3037.jpg IMG_3036.jpg

えー、続きましてもルシアーメイドです。もともとモーリスで製作の仕事に従事していたのちに独立された横山さんによるギターが横山ギターです。
新大久保にあるTC楽器さんに複数在庫があるということで弾きに行ってみました。

感想

一言「どんずば」です笑。
弾いた瞬間に感じるこの、これこれ感ですね。ずっと弾いていたくなるギターです。まず最初に見た目、サイドバックがFigured Bubingaとなっており木目が非常に美しいです。ヘッドプレートにもおそらくローズウッドだと思いますが、木目のでた綺麗な化粧板が貼られていてルックスもグッドです。
そして、音、まずレスポンスがとても良いんです。この速度感が気持ちいい、早いパッセージにも楽々ついてきます。
そして鳴り、最高です。サイズ的にはOOOやコンサートのサイズだと思いますが、音量の幅がすごいです。大きく弾けばしっかり大きな出音になるので表現の幅が凄いです。
これ、本当にただのスプルースなのかな?と思いましたが、楽器店では普通のシトカだと思いますよとのこと。

Yokoyama Gutiar:AR-CM

Top:Ceder
SB:Mahogany

※写真取り忘れました。

続いて同じく横山ギターのシダー・マホガニー構成のギターも弾きました。

感想

こっちもいいですね。レスポンスはAN-CABUよりもいい感じですね。この辺は好みだと思いますが、シダー・マホガニーの特性というか中域にすこしこもるような成分を含んでるんですよね。これが柔らかく暖かい音、ということなのだと思うのですが、私自身はどうやらスプルースの明瞭でクリアな音が好きみたいです。

お持ち帰り!Yokoyama Guitar:AN-CABU

ということで、買いました!
感想のところで少し書いたのですが、楽器店では普通のシトカスプルースということだったのですが、どうも違う気がしまして。購入後に色々と調べていきますと、カルパチアンスプルースという材であることがわかりました。
横山ギターの型番は材構成を表していまして、私が購入したモデルCABUです。

CA:カルパチアンスプルース
BU:ブビンガ

というわけですね。また本個体は2015年のハンドクラフトギターフェスに持ち込まれた個体で、特別な1本のようです。

うむ、素晴らしい1本を引き当てた気がしてすこぶる気分がいいです笑。
カルパチアンスプルースはアディロンダックスプルースと似たような性質を持っているとのことで「ガラン」としてクリアで迫力のあるサウンド特性みたいです。
まさにそういう音がしますね。最高です。このギターが23万ほどで買えるとは、完全に引き当てた感じで嬉しいです。

まとめ

いろいろと試奏してきまして、最終的には素晴らしい1本に出会うことができました!これからどんどん弾き込んで育てていきたいと思います!