これからネットワークエンジニアを目指して転職活動を進めている方、あるいは既にネットワークエンジニアの仕事をしているけれど、まだまだ始めたばかりという方向けにCCNAの勉強方法について3ヶ月で突破するスケジュールで解説していきます。
※5分ほどで読めます。
■ CCNAの勉強方法を解説
■ 独学が苦手ならスクールも利用しよう!
CCNAとはどんな資格?
既にご存知の方が多いと思いますが、今一度CCNAという資格について内容をおさらいしておきましょう。
CCNA(Cisco Certified Network Associate)はアメリカのCisco社によって認定が行われるネットワークエンジニア必修と言える資格です。
位置づけとしては「基礎レベル」の認定なのですが、内容はけっこう濃く、業界未経験の方にはそれなりのハードルに感じられると思います。
CCNAに関する情報をCisco社の公式で確認
CCNAについて本家で公式に開示してる情報を確認すると、下記。
■ 必須試験:200-301 CCNA
■ 前提条件:1年以上のシスコソリューションの実装および管理経験、基本的なIPアドレス指定の知識、ネットワークの基礎に関する深い理解
■ 再認定:CCNA 認定は3年間有効です。
となっています。必須試験が現在は1種類に改定されました(2020年2月から)。
前提条件には軽い感じで条件が書いてありますが、要は基本的な事はマスターしてないと受からないよ。という事ですね。
新試験である200-301の概要についても纏めておきます。
■ 試験時間:2時間
■ 問題数:100問くらい
相変わらず受験料が高い事はさておき、2時間で100問ですので大体1問に1分ちょっとくらいで回答しないとけない試験というわけですね。
この辺りも意識して1つの問題に対して掛ける時間配分をコントロールしていく必要があります。
CCNAの勉強方法
具体的なCCNAの勉強方法について解説する前に、まずは簡単にマインドの話をさせてください。
試験に合格する事が目的
あらゆる資格試験、受験、に言える事ですが、目的を明確にする事が大事です。
今回であればネットワークの知識を付けることを目的にするのではなく、CCNAの試験に合格する事を目的にします。
このマインドセットはけっこう重要です。
極端な事を言いますが、問題や回答の中身を理解してなくても正解を選択できれば良いのです。
満点で合格せずとも、最低ラインの得点で合格できればOKです。
自分が苦手だなと思う部分は最初から捨ててもいいのです、他で得点できれば何の問題もありません。
試験に合格すれば何でもいい というマインドで勉強を進めていきましょう。
CCNAの勉強で使うツールと時間配分
次は具体的な勉強方法について、おすすめの方法を紹介していきますので参考にしてみてください!
まず、勉強するカテゴリ3つを捉えます。
②問題演習 2ヶ月
③実機演習 1ヶ月(②と同時進行)
この3つです。それぞれで使うツールが違いますので、内容と合わせて次項で紹介していきます。
基礎知識の理解【本・イージス】1~1.5ヶ月
まずは基礎知識を理解していく必要があります。このカテゴリでは下記2つのコンテンツのみでOKです。
最初の1週間ほどを使って、こちらの本を読破します。
こちらの本は、ネットワークの基礎を勉強する上ではベストバイと言える名著です。
初めてネットワークの勉強に取り組む方や、基本をもう一度復習したい方は絶対に手元に置いておくべき1冊です。
無論僕も持っています。今でもたまに読み返します。
次に「CCNAイージス」という神コンテンツを利用していきます。
リンクに飛んで頂き、少しページを閲覧してもらうとわかると思うのですが、無料で公開されてる事がありがた過ぎます。
コンテンツの充実度・網羅性、申し分ない素晴らしいサイトです。
速攻でお気に入りに登録しましょう。
こちらの「CCNAイージス」の技術解説のコンテンツ内容を1ヶ月ほど使って読んでいきましょう。「1週間でCCNAの基礎が学べる本」の内容を理解していれば内容がスムーズに入ってくるはずです。
※CCNAの想定問題まで掲載されています。凄すぎます・・・。
ここまでを1.5ヶ月ほどでクリアしていきます。
可能であればここは1ヶ月くらいで終えたいところです。(重要なのは理解ではなく試験問題に正答する力のため)
また、「CCNAイージス」の内容を完璧に理解できなくても構わないので、まずは全ての技術解説ページ目を通しましょう。
問題演習【Ping-t】2ヶ月
基礎知識の習得をいったん終えましたら、問題演習を行っていきます。
ここが最重要です。
※ある程度知識がある方はいきなりここからで良いです。問題の解説と合わせて「CCNAイージス」を読むスタイルでOKです。
問題演習については下手に色々な本やサイトに浮気せず、「Ping-t」だけに集中した方が結果的に合格への近道になると思います。
ベンダ系のIT資格をメインに予想問題を大量に提供してくれているサイトです。
無料で公開されている範囲でも十分すぎるコンテンツ量があり、有料で公開される部分を含めるとこのサイトだけで十分に問題演習を積む事ができます。
無論、CCNAに関しても十分すぎます。
Ping-tは無料公開されている範囲と、有料会員に公開される範囲があります。
有料会員登録をしましょう。逆に他の本やコンテンツは不要です。
2ヶ月・・・3,200円(税込み)
2ヶ月で十分合格レベルに到達できますので、費用は3200円です。コンテンツの質を考えると激安です。
あとはひたすら問題演習を積んでいきましょう。
問題演習+技術解説の復習に2ヶ月ほど時間を投資します。
実機演習【Ping-t・Cisco Packet Tracer】1ヶ月(問題演習と同時進行)
最後は実機演習についてです。CCNAの試験では実機に触れた事がないと正答するのが難しい問題が登場します。
その対策を前述した問題演習と並行して実施していきましょう。
対策の方法は2つあります。
①Ping-tの簡易シュミレータ(有料会員限定)
正直これだけでいいレベルのツールです。問題演習のところでも有料会員登録をオススメしていますが、こちらの簡易シュミレータを使えるのも有料会員のみです。有料会員登録しましょう(笑)。
②Cisco Packet Tracer(無料公開ツール)
①だけで物足りない方はこちらの「Cisco Packet Tracer」ツールを追加で使っていくと良いと思います。無料公開されてるのが不思議ですが、Cisco機器を画面上にポコポコと置いきながら動作をシュミレートできるという神ツールです。
無料ですので、とりあえず落として使ってみると良いと思います。
僕は実機の購入については不要と考えています。もちろん本物の実機に触る事で得られる知識や経験はあると思いますが、CCNAの試験を突破するという目的においては上記した①と②だけで十分です。
問題演習の時期と重ねつつ実機演習の方も進めていきましょう。
トータル3ヶ月ほどで合格レベルに到達できるはずです。
※計画をそれ以上の期間に設定する場合は中だるみに注意しましょう。
最後にイメージ図を貼っておきますので参考にしてみてください。
独学が苦手ならスクールも利用しよう!
ここまでの勉強方法は「独学」でCCNA取得を目指す場合のものでした。
しかし、どうしても「独学」が苦手だという方もいると思います。
そんな方はIT系のスクールを活用していきましょう。
「独学」に比べると費用は掛かりますが、以下のようなメリットがあります。
・疑問点をプロの講師に聴ける環境
・資格取得後の企業斡旋がある場合も
ジンズブログでは、ウズウズカレッジCCNAコースをお勧めしています。
こちらのスクールではインフラエンジニア特化の内容が展開されており、CCNAを1ヶ月という短期間で取得して就職・転職活動までサポートするという一貫したサービスが提供されています。
業界未経験で右も左もわからないという方に特におすすめです。
ウズウズさんはYoutubeにも無料で学習動画をアップしており、その内容もかなりクオリティが高いです。
また、他の資格で自分に合ったモノがないか?そんな方には以下のサイトがおすすめです!
今回の内容は以上となります!
最後までお読み頂きありがとうございました。
※未経験からネットワークエンジニアを目指す方は是非読んでみてください。