- ネットワークエンジニアとして働く人の話が聞いてみたいな・・・
- 自分もやっていけるのかな?現場の雰囲気や働く人をもっと知りたいです。
これからネットワークエンジニア(NE)を目指すのであれば、実際に働く人の声を聞いてみたいですよね。
しかしそのような機会は多くないです。
そこで、本ブログでは僕が10年NEとして働く中で出会った何人かのNEにインタビューを行い記事にまとめていきます。
是非NEを目指す上での参考にしてもらえればと思います。
- NE歴10年
- 30代男性
- 理系大学院卒
- 現在の会社に新卒入社
- 体験談シリーズを通してNEへの理解がさらに深まります!
現在の仕事はマネージャーよりのNE
まずは簡単なプロフィールと現在の仕事を教えていただけますか?!
30代の男性で、NE歴は10年ほどになります。
現在は関東圏の現場でネットワーク案件のプロジェクトマネージャーをしています。
NEは経験を積んでいくと、プロジェクトマネージメントをする方向に進む人がいます。
専門技術を突き詰めて現場エンジニアとしてのキャリアを形成するルートもありますが、Nさんの場合はマネージャーの方に進んでいるんですね。
- 要件定義と見積作成
- プロジェクトの進捗管理
- トラブル時の対応
Nさんの場合は上流工程の仕事が中心になっています。
要件定義と見積作成をしながら、走り出したプロジェクト(NW設計や構築の案件)の管理をされているんですね。
また、トラブルが発生した場合は現場のNEと一緒にトラブルシュートをしていきます。
NEはただネットワークを設計するだけではなく、顧客とのコミュニケーションが要求される要件定義や見積作成の仕事をする場合があります。また、プロジェクトマネージメントではネットワークスキルとは別のスキルが必要になりますので新たなスキル開発が必須ですね。
NEになるまでの経緯
- 最終学歴は大学院修士
- 新卒で現在の会社に就職
⇨生物系の研究をしていました。
⇨総合職採用で入社してから2年後くらいにインフラ・ネットワーク系の部署に配属されました。
情報系の学問を履修していない人でもIT業界への就職は可能ですし、技術の習得も十分可能です。
Nさんの場合は新卒で現在所属するIT企業に入社とのことですが、未経験からの中途採用をしてる企業も数多くあります。
ただ、大学院時代に所属していた研究室のWebサイト作成と運営をやっていた経験があったのでIT業界への就職活動も進めていた感じです。
Nさんは元々は他の業種を希望されていたようですが、縁あってIT業界への就職を決めたとのことです。
就職・転職活動では自分自身が希望する業界や職種に進む事ができない場面も多いです。そんな時にも腐らずに他のルートを探す前向きさも必要ですね。
就職活動で利用したもの
僕の場合は研究が忙しくてインターンシップには行きませんでした。
エージェントを使ってる友人はいましたが、僕は利用していなかったです。特に理由はなかったのですが、連絡が面倒な気がして(笑)。
新卒採用であればリクナビやマイナビなどの就活サイトを活用している人がほとんどでしょう。Nさんはエージェントは使わずに内定を獲得されたという事でした。
- 就活サイト
- エージェント
⇨求人・採用案件が大量に登録されており、求職者が自分で企業を探してエントリーしていくための情報提供サイト。ES対策や面接対策についてはコラムとして記事がアップされたりする。
⇨一人一人に担当者が案件を紹介してくれる。ES対策や面接対策についても個別にアドバイスをもらえるエージェントがほとんどで、サポートが手厚い。その分多くの求人を見ることはできず、自分の力だけで進めるという場面は減る。
Nさんの時にあったかはわからないですが、現在は大学院生向けのエージェントとして「アカリクキャリア」がありますので、大学院に通われてる方は一度就活相談をしてみると良いと思います。
「アカリクキャリア」は大学院を卒業した学歴を持つ方向けにのIT特化エージェントです。他のエージェントにはない切り口で、大学院時代の研究論文やテーマを評価する企業とマッチングしやすい特徴があります。
NEのやりがいや楽しいと感じること
NさんがNEになって良かったと感じた理由をヒアリングしましたので下記にまとめます。
- 手に職である
- ネットワークの基本技術は変わらない点
- 業界全体の将来性
⇨やはり技術職というのは転職などを視野に入れた時にも有利だと感じます。誰でもできる事じゃないというのが嬉しいです。
⇨ネットワーク通信の基本的な技術は恐らくこの先も変わらないです。プログラミング言語のように流行り廃れが無いのが嬉しいですね。
⇨これからもIT業界全体として人手が必要ですし、NEの仕事も需要があると感じます。
ITエンジニアは完全に技術職ですので、まさに手に職な職業と言えます。
Nさんもこれは感じられているようで、NEになって良かったと感じているんですね。
また、NEはオワコンなどと言われる事もありますが、そんな事はありません。
業界全体はクラウド基盤に移行する流れがありますがNEがオワコンになる理由にはなりません。
以下の記事でもまとめていますので、不安な方は読んでみてください。
NE含めてITエンジニアは一人で黙々と作業をしてるイメージがあるかもしれませんが、意外なほどにチームワークが大事な職業なんです。
Nさんも仰っていますが、仲間と一緒に仕事を進める場面というのは学生時代の部活やサークルのような雰囲気もあったりしてなかなか楽しいものです。もちろん現場の雰囲気によりますので、全員が気の合う仲間になるということはないんですけどね。
大変なことやツライこと
Nさんもツライことの筆頭としては、トラブルや障害への対応をあげています。
具体的にNさんが対応した障害を以下にまとめました。
- 公共性の高いシステム
- セキュリティ攻撃を受ける
- 3ヶ月ほどの期間で休日出社もあり
- 攻撃発生時は24時間連続対応
見てるだけで心が苦しくなってきますね・・・・・。
僕自身もこのような対応をした事がありますが、本当にツライんですよね。
その分、その月の残業代は跳ね上がるので翌月の給与は異常に高いんですけどね(笑)。
残業などの労働環境について
コロナ以降は8割近く在宅勤務になっていて、残業も減っていますね。
夜勤は月に1〜2回ありますが、夜勤明けが金曜になるように設定してそのまま土日に突入するようにして旅行したり自由にやっています(笑)。
Nさんの現場ではコロナ以降は在宅勤務メインになっており、無駄な残業が削減されているようですね。僕の現場でもコロナ以降は在宅勤務メインで、そのまま継続して在宅勤務が続いています。
まとめ
今回はエンジニア歴10年のNさんに色々とお話聞かせて頂きました。
NEは大変な面もありますが、働き方も柔軟になってきています。
これからNEを目指そうと考えてる方も安心してIT業界に入ってき欲しいです。
本記事の内容に限らず、何か不明点や疑問がある場合はお問い合わせより遠慮なくご連絡ください!
最後までお読み頂きありがとうございました!
NE体験談#2も乞うご期待ください!