ネットワークエンジニアの仕事内容とは?残業や夜勤が多い?エンジニア歴10年の僕が解説します!

ITエンジニア
悩める人
・ネットワークエンジニアって具体的にどんな仕事をするのかイメージができない。
・残業や夜勤が多いと聞くけど実際どうなんだろう。
JIN
こんな疑問にお答えします!
本記事の内容
■ ネットワークエンジニアは具体的にどんな仕事内容か
■ 残業も夜勤もあります!でも量は人やタイミングによる

ネットワークエンジニアは具体的にどんな仕事内容か

ネットワークエンジニアの仕事は大きく5つのカテゴリに分けられます。
それぞれについて、なるべく専門的な事は書かないようにしましたので安心してください。

ここでは例として、A社というお客さんが下記のような事をしたいと思ってるケースを取り上げます。

A社
我が社は東京に本社を置いてるけど、本社内のシステムに保存されてるデータを大阪支社に安全に転送できる仕組みを作りたいなあ。

近年の需要としてはよくある話ですね、リモートワークの需要が高まってる事もあり遠隔地への安全な通信というのは非常に需要が高まっています。
下図のようなイメージですね。

このようなお客さんを想定した時のネットワークエンジニアの仕事を①〜⑤まで一つずつ見ていきましょう。

①要件定義と見積もり

まず最初の仕事が要件定義と見積もりです。
要件とはお客さんが実現したいことです。お客さんがやりたい事(要件)を決める(定義する)のが要件定義です。

要件を定義したら、実際にその要件を叶えるために必要となる費用を算出します。これが見積もりの仕事になります。

お客さん
東京本社内のシステムに保存されてるデータを大阪支社に安全に転送できる仕組みを作って欲しいんだけど、、できるかな?
エンジニア
そのような要件(やりたい事)であれば、〇〇円で承りますよ!

という流れです。

★具体的にやること★

・メールや打ち合わせによるコミュニケーション

お客さんとメールや会議などを通してコミュニケーションを取り、お客さんの希望を聞き取っていきます。お客さんのやりたい事を把握したら、実際にどのように実現するかを大まかに落とし込んでいきますのでネットワークの知識とコミュニケーションスキルが無いと難しいお仕事です。

・要件を実現するためにいくら掛かるか見積もる

要件が決まったら次は見積もりです。ネットワークエンジニアが見積もるのはほとんどの場合、人件費になります。
この作業をするのに何人の人が何時間働く必要があるのかを見積もっていきます。
具体的に見積もりのイメージを下記に作成してみましたので参考までにチェックしてみてください。

この見積もりは適当に作ったざっくりとしたものですが、実際はこれをもっと詳細化した見積書を作成していきます。

②設計

要件が決まり、お値段が決まり、お客さんから仕事を依頼されました!

次はいよいよ、要件を満たすためのネットワーク設計をしていく仕事ですね。
要件が決まった時点である程度のネットワーク構成は決まっていますので、より細かい部分を検討して決めていきます。

★具体的にやること★
この仕事では基本的にネットワーク専用の機械を操作する事はあまり無いです。
ほとんどの場合、WordやExcelを使用した設計資料の作成を進めていきます。
設計資料にはたくさんの種類がありますが大まかに下記のような資料を作っていきます。

・NW構成図
ネットワークの構成を表す絵です。機器の絵を置いて線で繋いだ下記のような資料を作っていきます。

・基本設計書
導入するネットワーク基盤の基本的な設計方針を書いて纏めた資料です。様々な要素について基本的な設計方針だけを書いたものです。
WordExcelを使ったフォーマットがほとんどです。
ネットワーク基盤全体の概念的な事について知識が必要で、設計をする上で検討するべき要素を理解・提案できるスキルが求められます。

・詳細設計書
基本設計書で設計した方針をもとに、実際に導入していく機器に設定する内容を細かく書いたものです。この資料をもとに、機器を設定していきます。
この設計資料についてもExcelなどを使って作成していきますのでツールとして特殊なものを使うという事はありませんが、記載していく内容は極めて専門的ですのでネットワーク全般およびネットワーク機器に関する知識が必要になります。

③構築とテスト

設計を終えたら、設計に基づき機器に設定を投入していきます。これを構築と言います。
機器を構築したら、想定通りの動作をするかどうかテストをしていきます。構築とテストはセットで行なっていきます。

ここでは上記写真のようなネットワーク機器を実際に触っていきますので、ネットワークエンジニアらしい仕事ができます。
それぞれのネットワーク機器で固有の操作方法があり、専門的な知識とスキルが必要になってきます。

★具体的にやること★
・機器の設定画面から設計した内容に基づき設定をどんどん投入する。
映画でハッカーなどがガチャガチャと操作してる真っ黒な画面に文字がどんどん出てくる映像を想像してみてください。あの雰囲気の仕事です(笑)。

・構築した機器を仮接続して想定した動作をするか確認する。
設定を投入した機器を実際に接続して、設計した通りの動作をするかどうかテストをしていきます。
ここで想定外の事がしばしば発生しますので、トラブルシュートをしながら機器を仕上げていく工程ですね。想定外の事が発生した時に、解決していけるだけの確かな知識とスキルが必要です。

④本番導入

テストまでを終えた機器を実際にお客さんの拠点や環境に導入していきます。

このような作業をする時に夜勤になる事が多いです。
日中はお客さんを含め、多くの人がシステムを利用してる可能性が高いため、人が寝ている夜間に導入作業を行うわけですね。
ネットワークエンジニアと夜勤が切り離せないのはこのためです。

★具体的にやること★
今回の事例では東京本社から大阪支社への通信経路の確立をしますので、大阪にあるお客さん拠点に構築したNW機器を持ち込んで接続作業を行うイメージです。
接続作業をしたら、お客さんにも通信の正常性を確認(東京⇄大阪の通信がちゃんとできるか)してもらいます。

問題なく作業が終われば解散となります。
このようなお客さん先への出張もしばしばあるのがネットワークエンジニアの仕事です。

⑤維持保守

無事にお客さんの環境にネットワーク基盤を導入したら、正常な稼働状態を維持する仕事が始まります。
この仕事を維持保守と呼んでいます。

★具体的にやること★
機器のバグ(不具合)などにより通信トラブルが起きた場合などに、正常な状態に復旧させる仕事ですね。
何も起きなければ特にやる事はないのですが、一度自分の担当しているネットワーク基盤にトラブルが発生すると事態は急変、突如忙しくなる事があります。

ITシステムは、その正常性を監視する仕組みになっているものがほとんどです。ネットワーク部分で何か異常が発生した場合にはアラートが上がり、ネットワーク担当者に通知がきます(電話やメールなど方法は様々)。

アラート検知を受けたネットワークエンジニアは、異常の原因調査、復旧手当、などの業務に追われる事になります。
僕の経験からも、トラブル対応が一番大変な仕事と言えます。

このあたりのことは以下の関連記事でも書いていますので、気になる方は読んでみてください。

ネットワークエンジニアはやめとけ?そう言われる理由、現役エンジニアの僕が解説します!

残業も夜勤もあります!でも量は人やタイミングによる

ネットワークエンジニアという仕事では、夜勤は必須になります。ただ、頻度については現場によって様々ですので従事する案件や部署が変わる事で頻度も変わってきます。

僕の現場では大体1回/月くらいで、集中する時は3回/月になるような時もあります。毎週交代で夜勤があるという事は、ほぼありませんし聞きません。それはどちらかというとシステムの運用・保守を担当するオペレータ職の方の働き方になります。

また、残業については所属する会社・部署・案件によって様々です。忙しい時は本当に忙しいですし、意外と暇な時もあります。
こればかりは現場に行ってみないとわからないですが、残業が全くないような仕事ではないという事は間違いありません。

まとめ

最後に本記事のまとめを箇条書きで添えて終わります。

本記事のまとめ
■ ネットワークエンジニアの仕事は大きく5つ!どれも専門的な知識が必要。
■ 夜勤は必須!頻度は環境によります。残業が全くない現場というのは恐らく無い。

ありがとうございます。