

この記事ではネットワークエンジニアの年収について解説していきます。ネットワークエンジニアに就職あるいは転職しようと考えてる方にとっては実際の収入がどのくらいになるのかは気になるポイントかと思います。
実際にネットワークエンジニアとして働いている僕の年収推移についても公開していきますので、興味のある方は最後まで是非読んでみてください。
ネットワークエンジニアになった場合の収入について少なからずイメージが明確になると思います。
※5分ほどで読めます。
■ エンジニア歴10年の僕の年収推移
■ ネットワークエンジニアとして年収を上げる方法

Contents
ネットワークエンジニアの平均年収
ネットワークエンジニア年収でGoogle検索した際に、上位表示されたサイトに記載の平均年収をいくつかピックアップしてみました。
ネットワークエンジニアの平均年収は650~800万円程度と言われています。
ただし、これはキャリアやスキルが評価された場合で、実際のところは30代で平均470万円、40代で550万円、50代で590万円というのが一般的です。
ネットワークエンジニアの平均年収を複数の大手就職サイトで調査すると、おおよそ450万円となっています。この金額は、他の職業と比較しても低いわけではなく、一般的な平均年収よりも若干年収が高くなっています。
出典:IT系のフリーランスエンジニア、デザイナー(個人事業主)専門のエージェントサービス 「Midworks」さんの記事より抜粋
ネットワークエンジニアの平均年収は450万円ほどですが、特殊な職業であることから年代や勤務先、雇用形態によって差があるのが実情です。
他にもネットワークエンジニアの平均年収について記載してるサイトは多くあるのですが、要約すると下記のようになりそうです。
日本全体の平均年収については国税庁殿の公開資料より下記となっています。
1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均額は436万円
出典:『民間給与実態統計調査』(国税庁・令和元年)
以上のことから、ネットワークエンジニアの平均年収は比較的高収入の部類に入ると言えそうです。
エンジニア歴10年の僕の年収推移
さて、ここからは実際にネットワークエンジニアとして10年ほど働いてきた僕の年収推移を公開していこうと思います。
それでは早速結果から。
■入社1年目〜3年目(20代中盤くらいまで) :400万円〜480万円くらい
■入社4年目〜7年目(30代手前くらいまで) :480万円〜600万円くらい
■入社7年目〜(30代前半〜) :600万円〜
このように推移してきました。
20代後半では年収は500万円を超えていた感じですね。現在は大体650万円〜700万円ほどとなっています(30代中盤)。
最初の頃は年収も高くないですが、スキルアップ・実績の積み上げによって年収が上がってきたという感じです。
特に20代後半は資格もけっこう取得したりして、目に見える形で会社にアピールできたのかなと思っています。
実務内容と年収の推移について
年収の推移と共に業務内容がどのように変化してきたかについても合わせて紹介させて頂きます。
ネットワークエンジニアという仕事を選んだ場合のイメージを膨らませてもらえれば幸いです。
・先輩についてメールの作法や議事録の取り方などを習う所からスタート。
・20万円くらいの規模の案件のお手伝い。3年目くらいには独力でこなせるようになる。
・基本的に全て先輩の指示や指導のもとで小額案件を担当。
■入社4年目〜7年目(30代手前くらいまで) :480万円〜600万円くらい
・設計部署ではなく、運用メインの部署に異動。運用オペレーターの取りまとめ業務に1年従事
・資格取得に奔走(国家資格と合わせて7個くらい取得)
・〇〇億円規模の案件に従事、他にも大規模案件に参画できるようになる。
・理解できない事が大幅に減る。先輩の指示がなくとも独力で進められる事が激増。
■入社7年目〜(30代前半〜) :600万円〜
・チームリーダとしての役割を与えられ、指示を出す側の仕事が激増
・要件定義、見積もりなどのお客さんに近い上流工程の仕事が増える。
やはり最初はできる事も全然無く、本当にもう見習い状態でした。
言われた事をやるのが精一杯で、未経験だった僕は言われた事もよく理解できない状態でした。
そこから徐々にできる事が増えてきまして、資格取得もけっこう頑張った時期がありました。
資格を取る事に意味があるのではなく、そのために知識を身につける事に意味がありました。資格なんて持ってても意味ないという意見もありますが、僕はそうは思いません。
資格のために勉強した事はちゃんと自分の中に蓄積されています。
上記のように、僕の年収はスキルアップに合わせて着実に上がってきています。
ネットワークエンジニアは知識・スキルの向上に比例して年収が上がると言えるでしょう。
逆に知識やスキルが無いままだと年収アップが見込めない職業でもあります。
※既に社内の先輩社員よりも僕の方が役職が上という事もあります。
ネットワークエンジニアとして年収を上げる方法
資格の取得
ここまでお読み頂いた方はお気づきと思いますが、ネットワークエンジニアとして年収を上げるには知識・スキルの向上が必須です。
一番わかりやすく周囲にアピールできるのはやはり資格の取得です。
プログラマーなどであれば開発したアプリの公開をしてアピールする事もできますが、ネットワークエンジニアの場合にはそのようなアピールは難しいですので、やはり資格の取得が手っ取り早いです。
まずはCCNAの取得がおすすめ
ネットワークエンジニアへの転職を考えてる、あるいは転職したばかりで年収アップを狙っているという人におすすめなのがCCNAという資格です。
CCNA(Cisco Certified Network Associate)はアメリカのシスコシステムズ社というネットワーク機器を作っている会社が提供している資格です。現在のITネットワークにおいてシスコ社の製品を使っていないネットワークはほとんど見聞きした事がありません。
そのため、ネットワークエンジニアになった場合には必ずシスコ社の製品を扱う事になるのです。
CCNAはシスコ社の製品をそれなりに扱う事ができ、ネットワークの基本的な知識を持っていることを示す事ができる資格です。
これを持っている事でネットワークエンジニアへの転職は確実に有利になると思います。
また、ネットワークエンジニアになったばかりでCCNAを持っていないという方も、取得することで評価・年収が上がる可能性が十分にあります。
以下の記事で詳しく触れていますので、宜しければ読んでみてください。
年収の高い会社に入る
フリーランスのエンジニアになって大きく稼ぐ方法ももちろんありますが、これは既に十分な知識とスキル、そして経験がある人に限られます。
この記事をお読みの方は現在はネットワークエンジニアではない、あるいはネットワークエンジニアになったばかりの方がほとんどかと思いますので、会社に入るのが現実的でしょう。
そこで重要なのは、年収の高い会社に入る事です。
言い換えれば企業として高い給与を払う余裕があり、なおかつ貴方を評価してくれる会社に入る事です。
今回の内容は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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・実際にエンジニアとして働いている人の年収の推移が知りたい!
・どうしたらネットワークエンジニアとしての収入が上がっていくんだろう?