- ネットワークエンジニア(NE)の「やりがい」ってどんなものがある?
- 実際にNEをしてる人の意見を知りたい!
ネットワークエンジニア(NE)をこれから目指す人や、目指して既に動き出した人にとって将来「NEのやりがい」を感じられるかどうかは気になるポイントだと思います。
しかし、実際に「やりがい」を感じられるかどうか想像するのは難しいですよね。
そこで本記事では実際にNEとして働いている僕が感じているNEの「やりがい」を紹介していきます。
- ネットワークエンジニアの仕事のやりがいと面白さ
- 日常生活で感じるネットワークエンジニアのメリット
ネットワークエンジニアの仕事のやりがいと面白さは他では味わえない
NEはITシステムの基盤となるネットワーク部分を設計・構築・維持する仕事をしています。
もはや社会インフラと呼んでも過言でないのがITネットワーク、そのITネットワークを支えているのがNEです。
そんなNEだからこそ感じる「やりがい」や「面白さ」があります。
ネットワークエンジニアのやりがい
僕が感じるNEの「やりがい」代表は以下の3つ!
- 社会インフラを支えてる実感が得られる
- うまく通信できた時のスッキリ感
- チームの一体感を感じられること
それぞれもう少し詳しく紹介させてください。
身近なITサービスの基盤を支えてることにやりがいを感じる
自分のやっている仕事が社会に与えている影響を知ることができると、「やりがい」を感じるものです。
具体底には「身近で今まで使っていたITサービス」のネットワーク基盤を支えているとわかった時です。
僕はこれまでに様々なシステムのネットワーク基盤に関わってきました。
その中でも、とりわけ公共性の高いシステムに関する仕事をした時は「やりがい」を感じました。
公共性の高いシステムというのは、けっこう身の回りの人も使っているというケースがありますので次のような声が聞こえたりします。
こんな瞬間に、とても「やりがい」を感じます。
通信経路を確立できた時のスッキリ感
NEの仕事していて一番気持ちがよく、やりがいを感じる瞬間のひとつがこれ。
設計した通りに通信ができた時です!!
プログラミングなどでも共通することですが、自分が設計したものが思ったように動いた時というのはけっこう快感なんですね。
これは経験のある人にしかわからない「うまみ」だと思います。
特に複雑・煩雑なネットワーク案件を担当した時に、バシッと通信がうまくいった時はもう快感快感でした(笑)。
問題発生から解決に向けたチームの一体感
NEの仕事をしていると、うまくいく事ばかりではなく時には通信がうまくいかず八方塞がりになってしまうような事もあります。あるいは、既に世の中にリリースしたネットワーク基盤でシステム原因不明のシステム障害が発生してしまう事もあります。
そんな時に、ひとりで解決に向かって突き進む事もあるのですが多くの場合はチームとして組織的に解決に向かって尽力します。
問題解決に向かうチームの一体感というのは、どこか学生時代に頑張っていた部活や共通の趣味を通じて目標に向かうチームのような「ワクワク」する一体感に似ています。
このチームの一体感を味わえるのもNEの魅力と言えます。
ネットワークエンジニアの良いところは、一人でガンガン進められる部分とチームとして組織的に進められる部分、両方ある点です。一人で黙々と作業をする時間が多いのですが、やはりそれだけでは気が滅入ってしまう事があります。
ネットワークエンジニアの仕事の面白さ
「やりがい」にも似ていますが、NEの仕事をしていて面白いなあと感じることを2つ紹介させて頂きます。
- インターネットの仕組みに詳しくなる
- 超高額機器を触れる
インターネットの仕組みを深く知ると面白い
NEをやっていると、当然ですがITネットワークについて日々詳しくなっていきます。
その中で、僕も漏れなくインターネットの仕組みについて根本的な部分を理解していきました。
インターネットの仕組みってめちゃめちゃ面白いんです!
現在では、みんな当たり前のようにインターネットを使っています。スマートフォンを持っている人は毎日必ずインターネットに接続してサービスを利用していると言えるでしょう。
しかし、このインターネットの仕組みを技術的な観点も含めて理解している人というのはそこまで多くないと思います。
NEになる事でインターネットという素晴らしい仕組みを技術的に、根本から理解してく事ができます。また、自分が設計したネットワーク基盤をインターネットに接続することも多々ありますので、より深くインターネットの世界に関わっていきます。
- NEの面白さの1つは、インターネットを深く理解できること。
- 副業を始める時などにもインターネットの理解は大変役に立ちます。
数千万円するような高額機器を操作できる
NEの仕事の1つに、実際のネットワーク機器を触るというものがあります。このネットワーク機器の中には非常に高価なものがあり、それをガンガン触って操作できるというのが「面白い」です。
代表的な高額機器にロードバランサーという機器があります。
ロードバランサー(通称LB)はクライアント(ここではみなさんのスマホを想定)から来たリクエスト通信を複数のサーバーに振り分ける機器です。
色々な設定値が用意されており、緻密な設計を導入可能な機器が多く価格も高額になりがちです。
僕もLBを扱う案件に何度か携わっていますが、最高額な機器だと1台で8000万円くらいする機器がありました。
8000万円って・・・家よりも高額な機器をガシガシ触れるのです(笑)。
他のITエンジニアではなかなか機会の無いことですので、ネットワークエンジニア特有の面白さだと思います。
日常生活で感じるネットワークエンジニアのメリット
NEをやっていると、日常生活においてもお役立ちな場面がたくさんあります。
- 自宅WiFiに強くなる
- インターネット回線選びに強み
なかでもWiFi、インターネット回線、家庭用ルーターなどはお手の物です。このあたりのスキルを持っていることで周囲の人から羨望の眼差しで見られることも?!
自宅WiFiに強くなる
まずはこれですね、自宅で構築するWiFiネットワークにも当然強くなります。
ルーターの最適な選択からネットワークアタッチストレージ(通称NAS)の構築まで自宅で構築するネットワークにも拘っていくことができます。
NASとは、ネットワーク上に設置するストレージのことです。同じネットワークにつながっている機器からアクセスが可能で、ファイルを共有することができる非常に便利な機器なのです。
僕の場合は今までは自宅のネットワーク環境なんて全く興味もなく、速度が遅いとか速いとか全然気にしていませんでした。
もちろんNASの存在なんて全く知りませんでした。
しかし、NEの仕事に就いてからは自宅でももっともっと快適なネットワーク環境を構築していこうと考えるようになりました。
その結果、ケーブルやルーターにも拘り、NASも導入しています。
快適で仕方ないですし、家族も喜んでいます。
回線選びに強くなる
自宅のネットワークに拘ったら、もちろん回線選びにも拘ります。
どんな回線を選べば最適なのか、自信を持って判断できるようになります。
どの回線キャリアも「いいこと」ばかりを強調していますが、実際の数値や性能をしっかり比較できるだけの知識・スキルを持ったNEは無駄のない最適な回線を選ぶ事ができます。
たまに親戚からも自宅ネットワークのトラブルや回線選びの相談を受けたりしますので、多くの人がネットワークのことで困っていることが良くわかりました。
そのような場面でも、しっかりとスキルを活かせるのもネットワークエンジニアの魅力の一つですね。
まとめ
本記事ではネットワークエンジニア(NE)の「やりがい」「面白さ」について紹介させて頂きました。
NEを目指す上で、少しでもNEのことを理解していただければ幸いです!
今回紹介した内容に限らず、疑問・不明点がありましたら遠慮なくコメント・問い合わせよりご連絡ください!
今回の内容は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございました!